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一般の人が法学を学習する目的とは

法律は、日々の生活の中では、さほど身近なものとはなりません。
それなりに年を重ね、仕事や資産を所有するようになると関係性が生じるかもしれませんし、高校生もしくは大学生には、法律は縁のそれほどない存在と言えます。
 大学の法学部を介して勉強している学生についても、おおかたは専業の法律専門家にはならず、会社に勤めるなど、違う仕事を選択します。
アメリカ合衆国では、ロースクールで学習した学生の数多くが弁護士になりますが、内訳は、現実的に弁護士という立場で活動するというのではなく、肩書きを有効に活用して異なるビジネスの仕事をしている人も少ないとは言えません。
 法律専門家をめざすとは決まっていない人でも、大学において法学を会得することに、意味は存在します。
法学については、説得させる力のある文を作るメソッドを学ぶにはマッチする学問といえます。
数学の様に精密な論証を要求されませんが、法学は、しっかりしたベクトルをたどる理論のはっきりした文を組み立てるための手順を学習することができます。

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